★交流の釜:連携の碗
□3年E組着流し先生!
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★3年E組着流し先生!!
〜1限目〜
キンコンカンコン♪
日「はあい皆さん、座って下さいな。ほら椿さん、エロ本は家に帰ってから見なさいね。那須さん、ダンベルを持って来ちゃいけませんや。暗石さん、いくら留年して年食ってるからって、堂々と煙草吸うのはマズイですぜ。ああ鈴奈さん、ちゃんと男用の制服着て来なさいって言ったのに、何度言えば解るんですかい?静奈さん、ペットのまりもは家に置いて来なさいよ?斑井さんと御陵さん……はお休みですかい」
和「朝早くからそんな長い台詞、よくすらすら言えますね……」
日「毎朝毎晩することもしないで、早口言葉に勤しんでるんでさぁ」
椿「『すること』ってなんだよ『すること』って」
和「椿くん、そこツッコむところじゃないっていうか、詳しく聞きたくないから聞かないで」
日「和さんはいい子ですねぇ。ご褒美に今度の期末テスト、イロ付けてあげますよ」
和「いえ、いいです」
鈴「堂々と不正予告すんなや」
椿「しかもあからさまに贔屓してやがる」
日「さて、授業を始めましょうか?」
静「ちょお待って、まだ暗石のおっちゃんのファッションチェックがまだされてへんよ」
和「ファッションチェック?」
那「着ている服を観察して、流行とかと見比べることだよ!」
和「いえ、知ってますから……」
椿「あー、シケモク先生ん時やってたなー。どこぞの変態喧嘩番長が」
日「椿さん、いくら根性がひん曲がってるからって、自分の事をそんな風に言っちゃいけませんや。親御さんが悲しみますぜ」
椿「お前の事だよ!!」
日「俺は信じてますぜ。このクラスには腐った納豆はいないって……」
椿「俺の台詞を無視して、文字通りクサい事言いやがった」
和「納豆?」
那「大豆を発酵させて作られた、栄養満点の食品のことだよ!」
和「……あの、知ってますから……」
鈴「それに良い事言ってても、納豆に例えられたら喜べんわ。なあお姉ちゃん…………って何やってんの!?」
暗「見て解らねぇのか?一度眼科行っとけ」
鈴「黙れやおっちゃん!お姉ちゃん、墨なんか入れたらまりも死ぬ!まりも死ぬから!!」
静「鈴うるさい」
和「静奈ちゃん!駄目だって!!」
椿「うわああぁぁっっ!?まりあんぬぅーーっ!!」