(´ω｀)φ【wammy's invention laboratory】
□｢7 Peccati cardinali｣4.CONCUPISCENZA(さる作)
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僕は漂い続ける―――。
毎日が退屈だった
毎日が渇いていた
毎日が流されていた
好きな事をし生きていた
好きな物を守る為に
最高の強さを求めていた
負けるのは嫌いだった
負ければ失う事を知っていたから
自分が空っぽの様な気がしたから
幸い僕は誰よりも強かった
好きな物を守れる位に
自分を失わない程度に
戦いは熱くなれる
鼓動を追うのが嬉しくなる
痛みに歪む顔に強さを実感出来る
妙な快感に支配される
更なる快感を追い求める
熱くなれる相手を求めて
恋でもしているかのように
焦がれる熱に浮かされる
堪らなくなって来る
君は何を思ってくれる？
君は何を感じてくれる？
僕の存在は君の何処にいる？
今迄戦った相手の誰よりも刺激的で
今迄戦った相手の誰よりも殺意的で
今迄戦った相手の誰よりも夢中にさせる
のらりくらりと言葉をかわし
僕の戦いに適した相手を与える君
本当は君と戦いたいのに
命を賭けた魂の触れ合い
総てを投げ出したくなる快楽
一瞬の魂の融合
高く・・・誰よりも高く
流れ行く雲の様に留めど無い
僕は君を捕まえてみせる
最高の快楽を
最高の戦いを
僕と味わおう
Knifeの様に鋭く研ぎ澄まし
君が戦うに値する僕になろう
総ては僕の為に―――
君の傍にいれさえすれば
僕の欲望は常に満たされる
相手が君じゃなくとも
総ては君への階段
総てが僕の快楽
強さが好きな物を守る
心を奪い去り
意識を縛り付け
自由を取り上げる
僕の嫌いな事をする君が
嫌いだと思い
欲しいと願う
僕は今日も空の中
漂いながら思いを馳せる
空を覆い尽くす様に
だから僕に倒されるまで死んじゃ駄目だよ？ 《完》
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