京都市左京区吉田新町一の□□□の一の一千◯二十二


□「あっぷる☆ちゃんねるぅ♪1/2/3」(さる作)
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あっぷる☆ちゃんねるぅ♪始まるよぉ!!


【Vol.1〓ライトと松田】


あっぷる☆ちゃんねるぅ〜〜♪へ*≧∀≦へ⊂(□ ̄*)


『今晩は・・メインパーソナリティの夜神月death。(`∀´*)ノ■』

『アシスタントの松田っでぇぇぇぇすぅ!!(^▽^)Ah』

『・・・・・・松田さん・・随分張り切っているんですねぇ。僕の存在が薄れちゃいますよ。(^ー^;)ノ■』

《ちぃ!空気読めない馬鹿松田が!?・・・お前が目立って如何するんだよ!!!■ヽ(#`Д)=3》

松田には見えない様に顔を背けながらそう呟くライト・・・だが鈍い天然松田はそれに気付く筈も無く、何気無く釘を刺したライトの言葉も普通に答えて見せた。

『え?あ?そうですかぁ!?いやぁ〜久々の出番なんでつい・・・でもそんな事気にするライト君じゃないですよね?(*^▽^)〜∴』

『え?えぇ・・勿論そうですが、張り切り過ぎると前みたいに台本飛ばしちゃいますよ?(^o^;)ノ■』

《気にするに決まってるだろうが!!松田の分際で神である僕を差し置くなんて1億年早いんだよ!?〆(`Д´#)ノ■》

松田は其の言葉にも笑顔で答える。

『いっや〜〜ライト君。其れは言いっこ無しですよぉ〜〜。あん時は緊張しすぎて3ページ先まで話が飛んじゃったんですよ。ライト君のフォローのお陰で叱られないで済みましたけどぉ・・・もしかしてライト君、根に持ってるとか?(^▽^)Ah』

意外な突っ込みに思わずぎくりとするライトは、慌てて否定する。

『《ギクッΣ(゚∀゚;;)》や、嫌だなぁ松田さん・・・僕がそんなに執念深い人間に見えますか?』

『はい!たまに・・・・(^▽^)Ah』

松田の即答振りに思わず口が開いてしまうライトだった。

『ん?いやぁ・・・ほら、ライト君て良く竜崎と喧嘩してたじゃなすか〜?其れも少し前に言った言葉に対して怒ってたりして・・・それで・・・何と無くだけど。(*゚▽゚)b』

《このボケ・・・意外に良く見てやがる・・・・此処は一先ず誤魔化さないと
・・・ε=(`へ´;)ノ■》

『嫌だなぁ・・・僕はそんなに器の小さい男じゃありませんよ?それに竜崎との喧嘩は特別ですよ。ああ見えて竜崎の奴細かいし、自分の言った言葉を正確に理解しているかチェックするしね・・・でも・・・そう見えてたなら気を付けないといけないな。有難う松田さん。☆*:・(゚∀゚*)ノ■』

《ψ(`∀´*)ψどうだ松田・・この完璧な受け応え!これで少しはしおらしくなりやがれ!?》

きらびやかな笑顔を向けながらも、ライトは台本に隠れながら勝ち誇った様に極悪顔で笑んだ。

『いやぁ、ライト君から感謝されるなんて僕も少しは出世したんですかねぇ〜?でも、確かに竜崎細かいですよねぇ〜、この前も僕が色々やらかした事を一から十まで言って何故やったのか説明しろって・・・まったく無茶苦茶ですよねぇ〜♪』

《くっ・・・!こいつ全く気にしていない!?何処まで鈍なんだ!!》

半ば呆れた様にそう思いながらも、自分の話に戻そうとするライトだった。

『ま、松田さん?僕の言った事理解してますか?』

『へ?竜崎が細かいって事ですよね??やっだなぁ〜〜ちゃんと聞いてますよぉ〜〜。』

すっとんきょうな声で答える松田にライトの苛々が増して行く。

《・・・!?こ、この馬鹿!僕が大人しくしていると本当にいい気になる奴だな!!それとも僕が竜崎よりも器が小さいと言いたいのか?それとも話半分にしか聞いていないのか・・・!?どっちにしても神である僕を差し置いて、話をどんどん進めてるしこれじゃあどっちが主役なのか分からなくなってしまうじゃないか!!》

よそを向いたままブツブツと独り言を言い続けるライトに、松田が不安そうに話しかける。

『あ・・・あの〜〜ライト君・・・?』

其の声にライトが振り向き答えるが、顔を直すのを忘れ凶悪顔のまま勢い良く言い放ってしまった。

『何だ、松田ぁ!?何の用だぁ!!』

『!?・・・ラララララララライト君!?』

松田のうろたえ振りにライトは自分が顔を戻し忘れたのに気付く。

《ちっ!しまった、僕とした事が・・・!?》

そう思いながら顔を両手で覆い、深呼吸を2〜3度した。そして徐に両手を外した時、其処には天使の様にキラキラした笑顔を讃えたライトが松田に向かって微笑んでいた。

『やぁ・・・すみません・・・僕とした事が・・・ちょっと頭痛がして思わず顔を顰めてしまいましたよ。』

《どうだ、この完璧な言い訳は!この言い訳なら松田も納得するだろう!?》

そんなライトの思惑を知ってか知らずか、逆に恐怖を感じてか松田は顔を強張らせながらぎこちない笑顔を向けた。

『そそそそそそそうなんだぁ!?そ、そりゃ大変だぁ!!じゃっ、今日はこの辺でぇ!!まったねぇ〜〜』

『あ!ちょっと松田さん!?何を勝手に・・・・!!』


ちゃっちゃっちゃらららららら、らっちゃ〜〜〜♪


『松田さん・・・・・後で話し合いませんか・・・?』

『え?いやぁ・・・・・ゴメンナサイ・・・・・』          《完》
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