∬｀∀＜´∬ 紐育 につく 通り 出口以前
□｢Invisible Touch ≒ TRUE LOVE？｣(さる作)
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初めて出会ってからどれだけの時間が経ったのか……
どちらが先に心揺らしたのか……
先に名前を読んだのはどちらからだったか……
出会いは鮮烈で挑戦的
言葉は届かず敵意だけ
求めたのは互いの存在
手の内は見せないやり取り
観察し合う視線が刺激的で
互いを牽制し合いながら交わす言葉が生を実感させる
予測を上回る行動
予測し得る言動
退屈が消えて行く
相反する考え
けれど見据える未来は同じ
“正義”の名の元に
誰も出来なかった事
何も触れられなかった物
揺さぶられる心地良さ
もっと刺激して欲しいと願う
もっと揺さぶって欲しいと願う
乾いていた心に降り注ぐ水の様に
つまらなかった日常
退屈だった人々との関わり
お前に出会う事で変わる世界
命の駆け引き
言葉のやり取り
プライドの攻防
罠を仕掛けて仕掛けられて
言葉で操って見破られて
何て刺激的で破滅的な行動
お前がいるだけでこんなにも世界が色付く
お前の存在が生きる喜びになる
その先にあるのがどちらかの消滅だとしても
現在この瞬間のまなざしは自分だけのもの
その言葉も何もかもが自分だけのもの
鼓動を刻む音すらも
さぁ、互いを刺激しよう
生きる為に
さぁ、揺さぶり合おう
感じる為に
お前の視線が、言葉が心に触れる度に
優しい気持ちになる
残酷な気持ちになる
お前だけだ
お前だけが出来る事だ
お前だからこそ・・・!?
互いの存在は互いを映し
鏡の中の自分の様に同じ動きをする
その目的は真逆だとしても
さぁ今日も生きてみよう
さぁ互いを認め合おう
さぁ心に触れてみよう
どちらかの消滅が再び退屈になる合図だとしても
現在はこの刺激的で情熱的な毎日を楽しもう
これも“恋”だと誰かが言うのなら
一生に一度の“恋”を貫いて行こう 《完》