(´ω`)φ【wammy's invention laboratory】


□「春爛漫 〓 stand or fall by Blooming Heart 〓 [偶に、要英俗語訳]」(さる作)
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・・・・・先程の大人〜〜なTOP画像だ。しかもクルルが抵抗(?)すればするほど、次々に新しい画像が現れその度にクルルの奇妙な雄叫びが小声ながらに上がる。

『こんにゃろ・・・にょ――――っ!ババババニ――センパイ!?・・ってこの・・・・!?じょ、じょしこおこおせいキタ―――っ!!・・・・だから止めろって・・・・はい、モコモコパンダ――カワユスね―――っ!!』

それを目にした瞬間・・・・ギロロは一瞬にして燃えつき真っ白になった・・・・。
ガルルは何を思ったのか、そのギロロに軽く敬礼し亜空間移動を開始する。その直後にギロロは、フェニックスのように燃えながら復活を遂げた。

『・・・・ん?何か背中が熱い・・・・にょ――――っ!?』

背中に物凄い熱気を感じたクルルが振り向くと、そこには鬼の形相で武器を両手に携えたギロロが自分を見下ろしているのが目に入った。

『せせせせせせせ・・・・センパイ!?』

画面のメルヘンで大人なギロロばかり見ていたせいか、この目の前で怒りに燃えるギロロの姿が余計恐さを煽る。そのギロロがボソっとクルルに言い放つ。

『・・・・・貴様・・・・・その画面は何だ・・・・?』

一瞬何の事か分からなかったクルルは目を丸くするが、瞬時に自分が今まで見ていた画面をギロロも見てしまった事に気付き顔を青くする。

『ちちちち・・違う!センパイのこれは俺じゃねぇよ!?』

『ほう・・・・そうか・・・・』

しかし時既に遅し・・・・ギロロは怒りで我を忘れました。クルルもあぁ・・・もう虫笛はきかないのね・・。″と、呑気に心で突っ込んでいました。

『・・・・・あ――――っ!?』

そのクルルの悲鳴と同時に、大きな爆発音やら何やらが響き渡ります。当然驚いたケロロ達が、その音の起こった場所へと急ぎ駆けつけるとギロロが真っ赤になりながら逆方向へと走っていきました。

『もう、お前なんか知ら―――ん!?』

その早さと言ったら、ケロロの逃げ足に匹敵するかも知れません。

『あ・・・ちょっ・・・ギロロ?どったのよ――!?』

声を掛けるケロロに見向きもせず駆け抜けるギロロに、皆はポカンと大きな口を開けて見送るしかありませんでした。

『なんなんすかねぇ・・・今の・・・?』

『心なしか怒りと言うよりは・・又何か別のものを感じたでござるが・・・?』

『どうせまた痴話喧嘩でありますよぉ。クルル〜〜、ちょっとクルル〜〜大丈夫でありますか〜〜??』

そう言いながら未だ煙の上がる室内へと入る3人の目の前に、黒焦げに近いクルルが床で息も絶え絶えに転がっていました。

『ありゃ〜〜〜随分とまぁ・・・・何をどうしたらこうなったんでありますかぁ?』

『・・・・軍曹さん、これが原因じゃないスかねぇ・・・・・。』

クルルに声を掛け肩を揺すぶるケロロの横で、タママが床に転がりフリーズしているクルルのPCを指差しながら苦笑いを浮かべた。

『ん〜〜〜どれどれ・・・・・・こ、こりは!?』

『どうしたでござ・・・わぁ!ぎ、ギロロ君が!?』

3人が見詰めるその画面には・・・何故か乱れた浴衣の裾からみえる足に片手を添え、もう片方の手で銃を持ち口付けするギロロの姿が映し出されていた。

『タママ二等!・・・・はい見ない見な〜〜い。』

『わぁ・・・何するんですかぁ、軍曹さぁん。・・・て言うかもう見ちゃったし・・』

『ええええええ・・・け、ケロロ君、これいったいどう言う事〜〜??』

ケロロは困った様な顔をし首を傾げるばかりだったが、心の中ではガルルに助けを求めた事が原因じゃないかなと考えていた。

『兎も角・・・クルルが起きたら話を聞くしかないであります。』

そう言いながら床に倒れピクピクと蠢くクルルを見詰め、2人は大きく溜息を付きタママは大人しくケロロに目隠しをされていた。
その頃・・・・帰還したガルルが自分の定位置に腰掛け一息つくと、傍でシステムを弄り続けるトロロに声を掛けた。

『トロロ・・・。』

『ん?お帰り〜〜〜遅かったンじゃない?』

『うむ・・・途中までは上手くいってたんだが・・・・トロロ、お前に頼んだクルル曹長を引き付けておく画像は何だったんだ?』

その質問にトロロは振り返り、笑い出しそうなのを堪えながら聞き返した。

『ん〜〜〜何でさ?キチンとクルル曹長を惹き付ける画像だったデショ〜〜?ププ・・。』

『ん・・・そうらしいのだが・・・・どうもそれが原因で、ギロロの逆鱗に触れたらしい。まぁ、言いたい事を言った方が、後々の遺恨にならんからな。それはそれで良いのだが・・・で、どんなモノを送ったんだ?』

『別に・・・普通に(?)ギロロ伍長の写真だヨ?』

『ほう・・・。』

無論、トロロの下手な言い訳がきく訳も無く・・・・声のトーンを落としたガルルの手によって白状させられる事となり、後日クルル曹長からも手痛〜〜いお仕置きを受ける事となる。そしてそのトロロの作った合成写真はガルル秘蔵フォルダ内に保管、クルルとギロロにこの事は報告される事は無かった――。
あぁ・・・・春爛漫・・・・・。       《完》
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