京都市左京区吉田新町一の□□□の一の一千◯二十二


□「あっぷる☆ちゃんねるぅ♪1/2/3」(さる作)
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あっぷる☆ちゃんねるぅ♪始まるよぉ!!


【Vol.3〓ライトと竜崎】


あっぷる☆ちゃんねるぅ〜〜♪Σへ¬Д¬;;へ★(ε ̄;)〜ξ


『こんにちは、パーソナリティの夜神月です。■⊂(゚ー^*)-☆』

『こんにちは、ライト君の恋人の竜崎です。川* ̄∀ ̄v川』

竜崎の言葉に思わず絶句するライトに、無表情のまま竜崎は話を続けた。

『冗談です。反応がいまいちですね、ライト君。』

其の言葉に暗黒面が出そうになるライトだったが、何とか堪え笑顔を作りながら答えた。

『それは申し訳無かったね・・だけど冗談ならもう少し笑えて皆にうけるのが良いと思うんだけど・・・それは僕の気のせいかな?』

ライトの言葉を紅茶を啜りながら聞く竜崎は、飄々と其の問に答えた。

『ライト君知らないんですか?こう言う冗談も一部の女子にですがうけるんですよ?貴方もまだまだですね。』

『え・・・?』

ライトはほんの一瞬考え込み、直ぐに理解した。

『そんな物知らなくても良いわ―――!・・って、何で竜崎がそんな事知ってるんだよ!?』

『私の些細な知識の一部です。』

あっさりとかわされ、観察するような眼で見られたライトは紅茶の入ったカップを握り締めながら怒りを押さえ込もうと努力していた。

《落ち着け・・・・落ち着くんだ・・・こいつのペースにはまっては駄目だ・・・でも、真面目に、こいつ腹が立つ・・・!?》

『どうしましたライト君?どこか具合でも悪いんですか??』

『な、何でもないよ・・・流石だな、竜崎。こんなどうでも良い知識でも頭に容れておく辺り、お前らしくてぐうの音も出ないよ。』

今できる精一杯の嫌味を言葉に乗せたライトだったが、竜崎には通じていないようだった。

『はい・・有難う御座います。どんな事が“キラ”逮捕に通じるか分かりませんからね。』

『あぁ、そうなんだ・・・・って、竜崎?“キラ”がそう言う趣味があるとでも言いたいのか?』

『そう言う訳ではありませんが、人間の嗜好はそれぞれですから・・・。』

『そんな馬鹿な事ある訳無いだろ!』

思わず反論してしまったライトに、竜崎が突っ込みを入れ始める。

『おや?ライト君・・・“キラ”の嗜好について何か情報でもお持ちなんですか?』

《し、しまった!つい・・・くそ!?やられた!!何とか誤魔化さないと・・・!!》

ライトは顔を整えながら竜崎の突っ込みに答え始めた。

『いや・・そんな訳無いだろう?ただ、これだけの事をする“キラ”がそんな趣味を持っているとは考えにくいな。』

『それは如何してです?ライト君の意見を聞かせて下さい。』

『きっと何か高い志を翳して行動しているんだろうから、そう言う恋愛感情は持たないんじゃないかな?誰かを好きになったりすると行動にも支障が出るだろうし、思考も低下してしまう・・・自分に不利になる事はしないんじゃないかな?』

《どうだ!この完璧な答え方!?》

ふと竜崎を見ると何かを呟きながらメモを取っている。

『ふむふむ・・・・するとライト君が“キラ”だった場合は、恋をさせれば犯罪率が低下すると言う事ですね・・・』

思わず机に突っ伏してしまったライトだった。そんなライトを一瞥すると竜崎が徐に言い始めた。

『あぁ、もうこんな時間ですか?残念ですが今日の所は此処で失礼します。提供は“L”パーソナリティは竜崎でした〜!』

『え?おい!竜ざ・・・・』


ちゃっちゃっちゃらららららら、らっちゃ〜〜〜♪


『で、ライト君。本当に恋愛に興味ないんですか?』

『・・・・・竜崎・・・殴るぞ?』                 《完》
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