闇との契りが 運命へ導く
呪縛が遮る 絶望の淵へ

悦びに抱かれ 跪いて愛で
華びらは染まり あなたを求め
月が消えるまで離さない

乙女は犯された 不浄の華びらに乱されて
幼き瞳には 血塗られた薔薇が映る
狂気に満たされた 理性の鎖から放たれて
堕ちていく何処までも 魔性がざわめく森へ

陳腐な嘘なら 一つもいらない
壊れた世界で 真実を求めた

首に滴る血 舌でなぞってく
蜜を貪って 戯れ言は
雫涸れるまで終わらない

少女は舞い降りた 闇の帳の下逃げ込んで
戒で縛られた 鳥籠の中で迷う
棘で飾られた 十字架の真ん中に囚われて
今宵の生贄は 運命に捧げられた

闇との契りが 運命へ導く
呪縛が遮る 絶望の淵へ
陳腐な嘘なら 一つもいらない
壊れた世界で 真実を求めた
闇との契りが 運命へ導く
呪縛が遮る 絶望の淵へ
陳腐な嘘なら 一つもいらない
壊れた世界で 真実を求めた


上記のはU.Nオーエンは彼女なのか?の歌詞です
前口上 『あるところに、小さな夢がありました。だれが見たのかわからない、
      それは小さな夢でした。小さな夢は思いました。
      このまま消えていくのはいやだ。
      どうすれば、人に僕を見てもらえるだろう。
      小さな夢は考えて考えて、そしてついに思いつきました。
      人間を自分の中に迷い込ませて、世界を作らせればいいと。』



     絵本『人柱アリス』



      一番目アリスは勇ましく剣を片手に、不思議の国。
      いろんなものを斬り捨てて、真っ赤な道を敷いていった。
      そんなアリスは、森の奥。
      罪人の様に閉じ込められて。
      森に出来た道以外に、彼女の生を知る術はなし。



      二番目アリスはおとなしく歌を歌って、不思議の国。
      いろんな音を溢れさせて、狂った世界を生み出した。
      そんなアリスは、薔薇の花。
      いかれた男に撃ち殺されて。
      真っ赤な花を一輪咲かせ皆に愛でられ枯れてゆく。



      三番目アリスは幼い娘。綺麗な姿で、不思議の国。
      いろんな人を惑わせて、おかしな国を造りあげた。
      そんなアリスは、国の女王。
      歪な夢にとり憑かれて。
      朽ちゆく体に怯えながら、国の頂点に君臨する。



      森の小道を辿ったり 薔薇の木の下でお茶会
      お城からの招待状は ハートのトランプ



      四番目アリスは双子の子。好奇心から不思議の国。
      いろんな扉を潜り抜けて、ついさっきやって来たばかり。
      気の強い姉と、賢い弟。
      一番アリスに近かったけど、
      二人の夢は、覚めないまま。不思議の国を彷徨った。

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