早すぎる自叙伝
□早すぎる自叙伝
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スカートの長さはパンツが見えない程度。
当時流行ったルーズソックスはよく母に、
「そんな雑巾みたいな腹巻みたいのじゃなくてハイソックスにしなさい!!」
と、度々叫ばれていたっけ。
聞く気はまったくなかった。
入学式も終わり1週間くらい。
まだ慣れない学校生活だったが、友達はすぐにできた。
中学校が同じ子もいたからだろうけど。
突然、私はまだ話したこともない男の子から告白された。
ま、一目惚れされたってやつ?笑
全くその人の事を知らない私だったが、見かけた時に格好良いなって思ったので覚えていた。
高校生活始まってすぐの私に、誰も予想していない彼氏ができた。
サッカーの休みを利用して、家にも食事に来たりしたし、学校さぼって遊んだり、プリクラも撮ったり仲良く過ごしていた。
でも、サッカーの時間にほぼ時間を費やす私は、やっていけないなとすぐに決断。
1ヶ月ちょっとで別れを切り出した。
普通に友達に戻ったが、彼は相当ショックを受けていたと後になり友達から聞いた。
私はサッカーにいつも集中できていたので、申し訳ないが落ち込まなかった。。。
私はたくさん友達ができた。
サッカーをしているってだけで、「すっごーい!!」と騒がれた。
騒ぐことじゃないよね。
と、どこか冷静な自分がいつもいた。
だって、それが普通だし、私だから。
当たり前だった。
サッカーという世界が。
16歳。
この時も全日本代表の夢だけをいつも抱きしめて生きていた。
後先考えず、今だけを。
今やることが過去になり、今が未来なんだと。