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□僕は確信している
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もう
僕は君を手放せない…



その心も
身体も



全て



僕のもの…――








全ては僕のためにある…


「あっ…ぅあっ」
「っ棗…棗!」
揺さぶられる快感に溺れながら朦朧とする意識の中で、棗は流架を深く感じていた。
「ゃっ…!あっ、くぁっ///もう、だめぇッ」
「棗っ、俺も…っ」
「あぁんっ//」

ビクンッ!
揺れた身体が仰け反り、棗自身から熱く欲に満ちた精液が溢れ出した。
それと同時に流架も棗の中に精液を吐き出す。
「んっ…!」
吐き出されたそれにも感じるのか、棗は身体をビクつかせた。
「あぁ…可愛いよ…棗」
頬を赤らめ、涙を溢れさせた棗の身体を流架は抱きしめる。
あぁ、誰が何と言おうと…
この愛しき人間は僕のものだ。
誰にも渡さない
触れさせない…
「愛してる…」
「んっ…」
深いキスを送り、更に深く彼を感じる。
唇を離すと、とろんと瞳を細める棗の姿が見えた。
そんな彼に更に愛しさが募る。
頬を撫で、額にキスを送った。
それを受けて、棗はキュッと流架に抱きついた。
こんな風に
小さな幸せだけど、誰にも犯されない絶対的な感情がある。
棗は俺のもの
全て…俺のもの

邪魔するなら
たとえ誰であっても

排除する…――







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