DREAM
□果て無き森の奥で
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「ええなぁ!ええなぁ!うちにもちょっとくれへんか?」
『あ!私も私も!』
そう言うと。
「…ハッ、誰がやるかよ」
って、言われちゃいました。
うぅ。
そう言われると思ってましたよι
「なんやぁ!ええやんか!!」
「さ、佐倉…なら俺の分やるから…」
「ほんま!?」
ぴょこっと、犬の耳と尻尾を生やし(そう見える)喜ぶ蜜柑ちゃんだけど、棗君の鋭い視線がっ!
―――ごっ!
「ほわちゃぁ!!??」
『み、蜜柑ちゃんι』
また、棗君の炎で髪の毛が…
「全く…学習しない子ね」
蛍ちゃんは手元のコントローラーを操作する。
ピピ、ピピピピ―――!
そんな音がしたと思ったら、いきなり。
ザバァァァァァ!!!!!
「濡れちゃったし〜…(泣)」
『ゾ…ゾウさん?』
「私の発明品よ」
淡々と言って、蛍ちゃんはお弁当を食べる。
『ほへぇ…すごい』
「それより、蜜柑。##NAME2##さん、早く食べないと私がもらうわよ?」
はっとする私と蜜柑ちゃん!
「それはあかん!!」
『そうだよ!!だめだめ!』
慌てて、二人でお弁当に飛びつく。
「騒がしい奴ら…」
「はは、そうだね」
あ。
なんかいい雰囲気。
ホント、ああしてるといい感じなのになぁ…
「どないしたん?##NAME1##ちゃん?箸とまっとるよ?」
へ?
『あ、ううん!なんでもないよ!』
危ない危ない。
なんか、今ちょっと危ないことを考えそうになりました。
ふぅ。
「##NAME2##さん」
『へ?な、なに?蛍ちゃん』
「立派に腐女子ね」
煤I!!!ぇぇ!!?