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□僕は確信している
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それほど、君に


僕は依存してるんだ…




「棗…」
「…なんだ…?」
「棗は俺のものだから、誰にも気を許しちゃだめだよ…?」
カリッと、首筋に所有物の証をひっそりと咲かせて、独占欲を口にした。
そうすると、簡単に小さな身体は跳ねる。
それが、溜まらなく好きで。
淀んだ愛だと判っていても
止められないのは



君が
僕の媚薬であり

きっと
麻薬だからだ




あぁ


このまま
解け合えたら
どれだけ嬉しいか判らない

流架は棗の身体を包み込むように抱くと、そっと瞳を閉じた。
「好きだよ…」
「…俺も…」
小さく囁いた言葉
でも与えてくれるのは大きな至福

それは
君だから

君が一番大切な




僕の最愛の人だから…






そう
僕は確信している







END
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