・スマブラ小説・

□闇夜の月
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いつものようにネスが遊びに来る。
「やぁ、リュカ。今日も遊びに来たよ。」
僕にとって、それはすごく幸せなことだった。

ネスはどうだろう?

そんな改めては聞けず、リュカはいつものように楽しい日々を過ごしている。
ネスは別にそんなことは聞いてこない。

楽しければそれでいいのかな?

「ねえ、リュカ。最近元気ないよ。疲れてるの?」
「そんなことないよ。ネスと遊ぶのはすごく楽しい。」
リュカは笑顔で答える。
ネスも笑顔になる。

このままでいいんだよね。
その方がいいのかもしれない。
うん、きっとそうだ。

正直、ネスとはずっといるけど、ネスのことなんて全然わからないんだ。
だって・・・ただ遊んでいるだけだから。

きっと何も知らない方がいいんだ。

「そういえばさ、アイクとマルスって仲いいよね。」
「うん。あの二人はねw」
「僕達って結構あの二人と関わりあるから、なんかみてると恋人みたいだよw」
「えwネス、何言ってるのwそんなわけないよ。」
「そうかなぁ。」
「うん。あの二人はすごく仲が良いだけだよ。間違ってもそんな恋人だなんて・・・。」
・・・ありえないよw
「嘘だよリュカ。言ってみただけ。」
「そうだよね;アイクはあんまり身内の話はしないから、そうみえるだけだよ。」
「うん。」

ネスがあんなことを言ったのは初めてで、リュカは苦笑した。

「でもなんでいきなりそんな話をしたの?」
「う〜ん・・・わからない;」

今日のネスはよくわからない。

「あ・・・もう日が沈む。僕帰るよ。」
「う、うん。」
ネスは帰っていった。


次の日。
「お〜い、リュカぁ」
「おはようw」
二人はまた遊びに出かける。

「リュカリュカ、泳げる?」
「え?いきなりどうしたの?」
「海にいきたいなぁって思ってw」
「う〜ん、海は良いけど泳ぐのは・・・」
「そっか。じゃあまた今度。」
「うん。」

話をするといっても、遊びに行く場所を決めたりするだけだ。

そして今日も1日が終わる。
リュカは疲れてすぐ布団に入ってしまった。
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