短編

□好き
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※R15 〜新八の気持ち〜





昨日、銀さんに振られた。

理由は分からない。

ただ、「キモイ」の一言が僕には大きくて、、

あんなに、

あんなに愛しあっていたのに…やっと身体だってゆるしてくれるようになったのに……

初めて手を握った時、銀さんの手が震えてて僕も震えてて
キスをした時も最初はフレンチキスしか出来なくて二人で笑ってた。
初めて抱かせてくれたときだって

『ごめん、、、、俺、こういうの慣れてなくって…』

そう言って赤面した銀さんが無性に可愛くて、初めての行為に震えてる銀さんが可哀想で

『今日は止めときましょ?』

けど、そう言った僕に

『!!お、俺は………つ、繋がりたぃ』

今にも消えてしまいそうな声でそう呟いた銀さんが好きで好きで堪らなくて

『じゃぁ、優しくしますね』

そう笑って愛する貴方の中に入っていった。

あんな、
あんな好きじゃなきゃ出来ない事を
今更「キモイ」だなんて!



駄目だ。
納得がいかない。
僕は貴方が好きなんだ!

でも、好きなだけじゃ駄目なの?



何かが貴方を苦しめてそう言わせたとしか思えない。
だから僕はその原因を突き止めるよ!
貴方がまた僕を「好き」だと言ってくれる様に……











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