咎狗の血
□快楽狂宴
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「…っあ、ん……ッあ」
薄暗い密室の中で、くぐもった喘ぎ声が聞こえる。
「すっげぇ…、ヒクヒクしてる…。ちゃんと耐えなよ?アキラ…」
――…4日前、ケイスケを探していたアキラは背後から襲われ拘束された。
連れ込まれた廃ビルの中で幾度となく犯され、アキラはケイスケの欲を満たすためだけに生かされていた。
今、アキラはソファーベッドの上で四つん這いになっている。
ケイスケに腰を抱えられ、尻を引き上げられたアキラの秘孔には、熱い肉棒が打ち込まれている。
何度も、何度も
ケイスケはアキラの中を抉るように抽挿を繰り返す。
「は……っ、うん…ッ」
「ほらほら、腕張って、しっかり支えないとさぁ」
ケイスケは行為の前、アキラに最後まで四つん這いでいることを命じた。
アキラは沈みそうになる躰に力を入れて、必死に耐えている。
が、抽挿の刺激で否応なしに震えてしまうのは止めようがない。
肘が折れるたびに、アキラは無言の叱責をし、ケイスケの命令に背かぬよう唇を噛み締めた。
耐えるアキラ
そして、――…自分に犯され続けるアキラに、ケイスケは興奮した。
――…ブッ壊してやる…なにもかも
そのどす黒くも熱烈な思いを腹底にケイスケはアキラの性感帯を自身で擦ってやる。
「あっ…はぁっん…ッ」
肩をビクッと震わせたアキラは、面白いように甘い声を上げた。
予想通りのアキラの反応にケイスケは喉を鳴らして笑った。
「ここ…何度擦っても感じるよね……アキラね、すっごく嬉しそうに絡みついてくるんだよ…?」
ケイスケが優しく呟きながら、乱暴にそこばかり打ち付ける。快感に飲まれたアキラは強すぎる刺激に小刻みに震え、唾液をたらたらと流す。
「あ……っあ…あ」
小さく鳴きながらアキラはベッドの皮に爪を食い込ませ、堕ちないように踏張る。
…が、同じ体勢で揺さ振られているアキラの躰はもう限界だった。
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