咎狗の血

□初体験記
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「ケイスケ・・」
「ぅう・・・ん。アキラァ・・」

今日が休みで本当に良かった。


いや、休みだったからこそ、昨日アキラと肌を重ね合ったんだけど、さ。


でも、昨日は勝手が違った。

昨日は俺が


アキラに・・・抱かれたんだ。


いつものようにアキラの身体に愛撫を施した後、俺は雄を取り出しアキラの秘孔に宛てがった。

挿入しようとした。が、それを見ていたアキラに

『たまには・・俺がお前を抱いちゃ駄目か・・?』と、呟かれた。

そんな事を言われるなんて思っていなかった俺は驚いた。とてつもなく驚いて、おもわず顔を上げた。

『アキラ・・?』
『んぅ・・ケイスケ・・』

視線が合う。

そこには、俺を求めてくれる情欲に濡れた瞳があった。



断れるわけがなかった。


いや、断るつもりもなかった。

だって、アキラがそんな風に思ってくれるってことは俺を愛してくれてるってことだから・・・。

アキラは申し訳なさそうにしていたけれど、実はすごく嬉しかったんだ。

だから返事は決まっていた。


『いいよ』


身体を預け、俺はアキラに抱かれた。アキラの熱を初めて自分の中で感じた。

そう、俺は嬉しかった。そう思った。今も思ってる。

だけど・・・身体が追いつかなかった・・・!!



朝、起き上がろうとしたら全く身体が動かなくて俺は青ざめた。脱ぎっぱなしになっていた服を半泣きで着た。

上半身はなんとか起こせたものの腰が痛くて思うように歩けず、朝のトイレは床を這って行った。

帰りはそんな俺を見てびっくりしたアキラに支えられながら布団に戻った・・。



・ ・・・情けなすぎだ、俺。
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