暁
□change!
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飛「ふはぁ…やべっ、結構眠っちまってた…」
誰もいねぇなこの雑魚寝部屋。
俺かなり眠っちまってたみてぇだ。
そりゃあ昨日飲み会だったから仕方ねぇか、ゲハッ。
とりあえず、顔でも洗ってくるか。
ガチャ
飛「ん…?」
扉の目の前に立ってるのは……俺?
両目を擦り、もう一度目の前を見る。
飛「やっぱ、俺じゃねぇか!!!?なんでだァ!?だって俺…飛段…?」
「一度、鏡を見てきてはいかがです?」
お、俺が喋った!?
にしてもこの口調……間違いなく、鮫やろうの口調だ。
なんで、俺が鮫の口調になってんだ!?
意味分からねぇ…ホント。
そもそも俺は誰だァ?
つーか、これ夢落ちって奴じゃねぇのか!?
とりあえず、鏡…鏡。
飛「かがみー…あ゙?」
え、いや…これは…なんだ…
飛「Σ……ぎゃああああああああああ!!!!!」
嘘だろォ!?
この俺が…なんで…
飛「どうです?驚いたでしょう。」
鬼「驚いたって所じゃねぇよ!…これは夢だ…これは夢なんだろぉ!!?ったくよー!!なんで俺が鮫野郎なんかになんなきゃなんねぇんだよ!」
鏡に映ってる自分が信じられなくて、鏡が割れるくらい勢いよく頭をぶつけた。
超、痛ぇ!!!!!!
俺の身体じゃねぇから、余計痛ぇな。
ん?てことは…夢じゃない!!?
鬼「ちょっと!!(焦)やめてくださいよ、飛段さん!それ、私の身体なんですから傷つけないで下さい!もう既に、おでこから出血してますけどねっ!」
鬼「悪ィな、つい癖でwそれにしてもよー鮫肌なくせになんですぐ出血すんだよ!脆すぎだろ、お前の肌」
飛「いやいやいや…私は鮫肌じゃありませんよ!私を本当の鮫だと思うのやめてください!」
鬼「一応人間だったの忘れるところだったwとりあえずこの額の出血……つーかやっぱりこれ俺なのか…」
飛「どうぞ、絆創膏です。それと正直、私も起きて自分の体が横たわっているのを見て驚きましたよ。鏡で確認した時は、何でよりによって飛段さんなんだろって思いました(ため息)」
鬼「マジで何でお前と入れ替わんなきゃいけなかったのか、訳分かんねぇ!普通だったらここは角都とだろ!?……ところでよ…他の奴等はどうしたんだ?見当たらねぇけど」
飛「私もさっき起きたので見かけてないんですよね…リビング行ってみます?」
鬼「そうだなっ。じゃあ行ってみるか」