―夢―

□お二人目(1)
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美しい音色が
部屋中に響き渡る

だがその途中に
50代くらいの
男性の怒号が遮る

音色は消え
重い沈黙になる

沈黙を破ったのは
怒号の男性

「なんだ!!
 今の演奏は!!」

再び声を張り上げ
美しい音色を
生み出していた人物に
厳しい言葉をぶつける

音色の持ち主は少女
演奏をやめ

男性の言葉に
うなだれている

「ごめんなさい…」

「もういい!
 今日は終わりだ!」


 
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