妖怪狂想曲

□第二回
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‥‥‥ゴソゴソ



ユリ「これだ。」

アス「もはやBGMも糞もないっスね」

ユリ「ラジオネーム『メロンパン』からのハガキだ」



『スマイルさん、ユーリさんこんばんは』



スマ「ハイ、こんばんはー」

アス「俺は!?」

スマ「書き忘れただけだって」

アス「‥なんか腑に落ちないっス」



『最近就任したばかりの教師なのですが、生徒が言うことを聞いてくれません。どうかいい指導方法を教えてくださいお願いします』


アス「ねぇ、これラジオっスよね?お悩み相談室みたい」

スマ「まぁまぁ。まだハガキが来ないよりはいいじゃない」

アス「まぁ‥‥うーん‥‥‥」

スマ「子供が言うことを聞いてくれないみたいだヨ?」

ユリ「殴れそしてひざまつかせろ」

アス「いやいやいや、女王様節はもういいから!」

ユリ「フン、踏まれて喜んでる癖に」

アス「ちょ、いつ喜んだんスか!そもそも一緒に寝てないでしょ!」

スマ「キャー!!アッシュ君のへんたーい!」

アス「ばっか、やめるっス!なんかこの回だけ異様に俺を変態にしようとしてないっスか?」

ユリ「相談に乗ってやれメロンパンが可哀相だろ」

スマ「あーあ、アッシュ君って意外に冷たいよネ」

アス「ちょっと待て。スマイル、あんた俺にちょっかい出してただけっスよね?」
スマ「ユーリー、明日の晩御飯カレーがいいー」

アス「聞け!」

ユリ「あぁ、散歩の帰りに買ってきてやる。
質問の答えだが‥‥言っても聞かない場合は体に叩き込むしかないだろう」

アス「そんなことしたら体罰が何やらで退職になるっスよ‥‥」

スマ「退職はマズイね」

ユリ「退職が怖くて教師が勤まるか!」

アス「いや退職は怖いっスから!」

スマ「じゃあ‥‥授業中に流行りのギャグを取り入れてみるとか」

アス「コマネチっスか!?」

ユリ「お前の脳内ではそれが流行りなのか?だとしたら古いぞ」

スマ「さっき君がした通り、失笑だね☆」

アス「‥‥‥ハイ。」

スマ「後、身の回りにいる人気の先生を観察してみるとかは?」

アス「あ!それいい!なんか教わることがあるかも知れないっスし」

ユリ「スマイルにしてはいい意見だな」

スマ「へへ‥‥ユーリに褒められたらなんか照れるな‥」

ユリ「何を言っている。私はいつでもお前の頑張ってる姿を見ているぞ?」

スマ「‥‥ユーリ‥‥」

アス「なんか会話が不純にも程があるっス。はーい!もとの世界に帰ってきてー!」




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