銀魂小説orz
□世界はそれを釘宮病と呼ぶんだぜ
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「ぬぉ!な、何でケーキなんて食べてるアル!!」
「誕生日だから」
7月8日
今日は俺、沖田総悟の誕生日。
誕生日ぐらい仕事サボってもいいかなって思いコージー○ーナーでショートケーキを買って公園のベンチで食ってるとでっかい犬をつれた小さいチャイナ娘が俺のケーキの匂いをかぎつけて叫びながら走ってきた。
「誕生日って……私誕生日にコー○ーコーナーのケーキなんて食べたことないある…ゴクッ」
匂いだけで店を当てられるなんて相当な食通だなって思いながら俺は日頃の仕返しをできる一つのチャンスを思いついた。
「なぁチャイナァ、このケーキ分けてやってもいいぜィ」
「マジでか!」
「"お誕生日おめでとうございます沖田様"っていえたらなァ」
「な、なにぃ!!」
ガキのくせに無駄にプライドの高いチャイナにとってこれほどの屈辱はないはずだ。
さぁ、いえるもんならいってみやがれィ!!
「お誕生日おめでとうございます沖田様」
……!!
「ふん、ケーキのためなら恥だってなんだって捨ててやるネ」
……
「それに、誕生日は一人で祝うより誰かと祝った方が絶対楽しいアル」
……
「そういうわけで、ケーキは遠慮なく頂いてくネ」
そういって俺のケーキを幸せそうに食べるチャイナを見ながら俺はずっとこんなことを考えていた。
こいつ、こんなに声可愛かったっけ
「おいしいっ」
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