半魔双子の日記
□第8話 上か下か?
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※今回は日記の形を取っていませんが、スロ屋で働く双子の話なので、ここに入れます。
4月10日
アパートで
ダンテ:だから、今日はオレが上だって!
バージル:駄目だ。貴様が俺のことを「馬鹿と何とかは高い所が好き」とか言った以上、上は譲らん。
ダ:(ギク☆)だって、オレもう腰痛くってよ。
バ:俺とて下になれば、腰が痛くて堪らん。
ネロ:(真っ赤になる)
バ:また熱でもあるのか?顔が真っ赤だが。
ネロ:お、お二人は何を言い争ってるんですか…
ダ:何って、ベッドのことだ。
ネ:!(コーヒーカップを取り落とす)
ダ:熱ち!何だよ!
バ:ダンテ、彼は体が弱い。貧血を起こしたんだろう。上に運べ。
ダ:ヤだよ!上はオレだ!
バ:貴様、元気過ぎるほど元気なんだから、下で十分だ。
ネロを上にしてやれ。
ネ:(今度は顔面蒼白になる)け…けっこうです!
バ:遠慮することはない。愚弟は頭は貧弱だが、体だけは頑健この上ない男だから、下に寝せておけばいい。
ネ:(鼻血)
ダ:(ネロを抱き起こして)大変だ!
やっぱりネロは下にして、二人一緒に…
ネ:(悲鳴)うわあああぁ!放せえ!
変態兄弟!!!
(ダンテを突き飛ばして部屋を飛び出す)
ダ:何だってんだ?
相変わらず、口汚い小僧だ。
バ:発熱の上錯乱か。
働き過ぎだろう。
憐れな青年だ。
ダ:確かになあ。
新作のキャンペーン中に、スロ屋にハケンされたんじゃ、おかしくなるかもな。
シワイよなァ、カプコ●。
バ:俺達もイベントが近いんだから、早く寝よう。
ダ:だな。
上下はジャンケンにしようぜ。
バ:いいだろう…最初はグー!
ダ:だーっ!いっつもそこでバージルがパー出すからケンカになんだよ!
バ:頭がパーだからパーを出すとかいらん事を貴様が言うからだ!
ダ:話が振り出しに戻っちまったぞ!
バ:わかった…ただジャンケンポイと言うことにする。
二人:(ジャンケンをする)
ダ:ああ、またオレが下かよ!勘弁してくれ。
固くって堪んねえんだ。
バ:(嬉しそうに)じゃあ、俺は上で寝させてもらうぞ。
ダ:今晩もオレが下のソファかよ!
…早く二部屋あるアパートに住みたいぜ !
(-.-)……………
作者註:下らなくてすみませんm(__)m。皆さんオチは最初からわかってましたね(笑)。