DMC雑感

□フォースエッジ考
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読者の方に、こんな感想をいただきました。

『設定資料や漫画を見たことないので雑感を読んで色々考えさせられました!個人的な疑問なんですが、なんでバージルは後にスパーダになるフォースエッジを置いていったんでしょうか?それからアーカムが手に入れたスパーダの力はアーカムが倒されてそのまま消えたんでしょうか?曖昧な設定だけに疑問がいっぱいです(笑)あと、いつかsousiさんのバージルと魔法使いの話を読んでみたいです(^^)』



こういう感想、凄く嬉しいです。

バージルは、ミッション20で、ダンテと最後の斬り合いに負けて、フォースエッジを置いて行きましたね。

フォースエッジはスパーダの後継者のしるしで、スパーダが魔具になったような剣だと思います。

バージルはダンテに斬られ、敗北を認めたからこそ、フォースエッジはお前のものだ、とダンテに残して行ったのでしょう。
力が全てを決める悪魔らしく、潔く。

3の1年前に、バージルはダンテに、スパーダの力を手に入れようと説得(?)を試みた。そして、手酷く拒絶された。

だから、3ではアーカムと結託してテメンニグルを起動させ、はじめから力ずく。
ダンテもそれを覚悟していたから、二人の間は、ピリピリして、大変な緊張感でしたね。

結局、今回もバージルはダンテを屈服させることができず、父の力を手に入れることができませんでした。

魔界を開き、バージルの望んでいた「何か」をするには、もちろん、自分の力だけでは不可能。

それでも。

バージルは、自分が半生をかけて画いてきた「何か」の計画まで、捨てるつもりはなかったのでしょう。
「何か」のために、父の力がなければずっとずっと不利になる、それはわかっていても。
もう引き返すつもりなどない。引き返すこともできない。

だから、自分のアミュレットだけは持って行ったのでしょう。

バージルは、ダンテのアミュレットをよこせと戦いをしかけ、負けたわけですから、もしかしたら、自分のアミュレットを敗北の印にダンテに取られても仕方ない。
それでも、
「これだけは渡さない」
と。

男らしくないと言えばらしくない。でも、アミュレットを絶対にダンテに渡せないほどこだわる何かがバージルの中にあったことは確かです。

バージルは、アミュレットの片方がなければスパーダの力は手に入らないと知っていた。
アミュレットを持って行ったということは、ダンテに父の力を渡さないということでもあります。

そこに、バージルの恨みのようなものが微かに覗く気がしました。


No one can have this,Dante. ……it belong to a son of Sparda.


I'm staying, this place was our father's home.


そう口にするバージルは、孤高で、厳しくて、身震いするくらいかっこよくて……酷く悲しく見えます。




もうひとつのご質問のアーカムが消滅した後の力。
それは、アミュレットとフォースエッジに分かれて宿ったのだと思います。

デビルの1で、ついにパーフェクトアミュレットによって、フォースエッジは魔剣スパーダに変えられましたね。
そして、ダンテの新しい魔人化を可能にして、ムンドゥスを倒した。
召喚できる火龍、かっこよかったですね。あれは、スパーダなんだろうか…?

…デビル2では、トリッシュだけがスパーダを使ってて、ちょっと残念な気がしたけど。




閻魔刀とバージルの話までリク下さってありがとう。
虫食いに部分だけ出来ていて、完成せず(涙)。
いつか、その部分だけでも、形にしてみたいです。



素敵な話題をありがとうございました!
m(__)m

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