DMC雑感

□小説版デビルメイクライ4
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読みました。
内容は、ゲーム本編に即した内容です。著者の森橋ビンゴさん自らが、あとがきで書いていました。

で、皆さんが知りたいのは、バージルとネロの件ですね。
お話ししますとも。
洗いざらい。
ネタバレになりますので、知りたくない方は、ここでお戻り下さい。
(OKの方のみ下へ↓)





























物語に、バージルに関わる記述は、主に3箇所ありました。


【その1】ネロの夢の中
(P.157〜159)

ネロは、ゲームの1ヶ月前に、トカゲのような、盾を持った悪魔と戦い、腕に傷を負います。自分の無力さを悔いながら眠ると、不思議な夢を見ます。

会った事のない男「冷たい目をしていた気がする。けれど、どこか寂しそうだった気もする」が、ネロに語りかけます。
「冷たい……乾いた……けれどどこか優しい声」で。
(以下引用)
「ーーお前の魂は、何と叫んでいるーー」
ネロは逆に尋ねます。
「……あんたのは、何て叫んでるんだ?」
男は一度、小さく笑った。そして言った。
「ーーもっと力をーー」
(以上)

ネロは、それを聞いて、
「じゃあ、俺もそれでいい」
と返したところで目が覚めます。


(sousiのコメント)
キーワード「I need more power.」は、バージルしか使わない言葉です。
ネロの右腕…小さなかすり傷だったものが次第に悪魔の腕に…を与えたのは、やはりバージルなのでしょう。



【その2】ダンテとトリッシュの会話
(P.195)
「その坊や……たぶん俺の身内だな」
トリッシュが驚いて、スパーダにもう一人息子がいたのかと問うと、ダンテは、
「どうかな……俺はたぶん、その線はないと思うぜ。あるとしたら……もうひとつの方だな」
と答えました。


(sousiのコメント)
ダンテにとって、父スパーダの他に、身内といえばバージルしかいません。ダンテは、ネロをバージルの子供だと思った、ということですね。

その後で、トリッシュから
「貴方の隠し子ってオチはないわよね?」
と、突っ込まれてましたが…(^-^;
他にも、幻影剣や、閻魔刀人間扇風機(笑)など、バージルがかつて使った技をネロが使う度、ダンテが感慨深そうなのが印象に残りました。

悪魔の右腕の方は、まだダンテを憎んでいるようです。
魔剣祭の初顔合わせで、ダンテをネロが殴る時、
「この男を殺さなくてはならないという意思のようなものが、男を殴り続ける中で芽生え始めていた。まるで昔からの仇を相手にしているように。」(P.68)
と、あります。
なかなか甘くありませんね。CAP●OMバージルは……。


【その3】教皇の17年前の体験
(P.252〜256)
教皇サンクトゥスは、前教皇を毒殺して襲名した夜、フォルトゥナ城最上階の一室に眠ります。そこは、スパーダの私室と伝えられる部屋でした。
そこに、やって来たのが、「窓から差し込む月明かりが、男の銀色がかった頭髪を艶かしく照らしていた。まるで中世から時空を超えて現れたような服装に、不似合いなデザインの刀を帯びている」という男です。
人間に持ち得ぬような純粋な殺気を持った相手に、サンクトゥスは、人間でも悪魔でもないものを感じます。
男はサンクトゥスに向かって、次のように述べて夜の空に消えます。
「スパーダを神と崇めるその殊勝な心がけは嫌いではない。だが覚えておくがいい。俺はいずれその神を超える。その時、貴様らはどちらを崇めるか、せいぜい考えておくがいい。かつての神か、それを超えた神の子かをな……」

サンクトゥスは、ネロに向かって重ねて言います。
「今だからこそ言える。あの男もまた、スパーダの血を引く者だったに違いない、と。そしてあの男がおそらくこの地で女を孕ませ……貴様が生まれた」


(sousiのコメント)
ネロの返事、
「知るかよ……!」
が、らしくていいです。

うーん。
4の17年前かあ。
バージルはだいたい20歳前後、中世風の服装というのは、3の青い服でしょうか。
凶行を繰り返していたころで、3の前。
バージルは、スパーダを研究し、足跡を辿っていた時期があったんですね。

うわー、俺、完全にネロ=バージルの息子説になっちゃってますね。
サンク爺さんの「おそらく」が、外れてくれるのを祈りますか。
下巻もあるようだから。


森橋ビンゴさん、文章が綺麗で読みやすかったです。
でもね…。
3のミッション7をやる度、これからは思ってしまう。
「こ、こ、このかっこいいバージル兄貴が、一児のパパー!?!」
(T-T)
(T-T)
(T-T)


…この事実を告げるだけで、ダンテをノックダウンできる気がする。



以上、とり急ぎのレポートです。
皆さんの感想を待つ!

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