Log
□BL・GL
1ページ/8ページ
▽3/24
【SIZE】
凝視してくる大きな黒目。
「……あの、椎那さん?」
思わず着替える手が止まってしまってしまうほど、真剣な彼女の眼差し。
「そんなに見つめられると、いくら私でも恥ずかしいんだけど……」
「朽葉って、サイズ何?」
「え?」
私はさっきからガン見されっぱなしの自分の胸を見下ろす。
下着だけなので結構寒い。
「最近計ってないけど……多分Cかな」
「…………ちっ」
訊いといて舌打ちするってどういうことだよ。
私なんか悪いことしたか?
「むかつく……超むかつく」
「そんな凄まじい顔でおどろおどろしく呟くなんて、せっかくの可愛い顔が勿体ないよ」
「うるさい巨乳!」
怒られた。
なんか理不尽。
椎那はふくれっ面で制服を脱ぎ始めた。
ふと、彼女の胸に目をやる。
「……つかさ」
「何?」
「私巨乳違くね?」
いい加減寒いので体操服を着た。
「単に椎那が小さいだけだと思――」
「うるさぁーっい!」
「いや、だって」
「うるさいうるさいうるさいっ!!」
……自覚してたんだな。
思わず頬がゆるんだ。
「何笑ってんの?」
「だって椎那、めっちゃムキになってんだもん」
「そんなことないし!」
「ある、すっごくある」
普段同い年とは思えないくらい大人びてるのに、そんな些細なことにこだわって拗ねちゃう椎那が、もう反則なくらい可愛すぎる。
「まぁ、気にするなって。ね?」
「気にしてない!」
「いやらしいことしたら大きくなるらしいよ。手伝おうか?」
「死ねっ」
凄まじい罵声を浴びせられ、さっさと更衣室を出て行く華奢な背中。
とりあえず、「私は小さい方が好きだけどね」と追いかけながら付け足すと、椎那は「……変態」と唇を尖らせた。
キスしたい衝動に駆られたけど、うん、人前ですると色々面倒だし、自重します。
(あとでキスしよ)
(馬鹿)
――――――――――――――
ついったーで結城にリクエストされたので書きました(´∀`)
私的に胸の大きさは「受<<<攻」が好きなのでその通りにしたよ、へへ(笑)
まぁ私自身は恐ろしいほどひんぬーですけどね!!
よかったら拍手をどうぞ...★
.