花巻くん攻略本がほしい!
□球技会
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「おつかれー!惜しかったね〜!葵ちゃん!」
及川が励ましてきた。
『惜しい』?惜しくても負けたのに。
でも、
「まあそんなもんだよ〜初めたばっかだしね〜!クソカワも次準決勝?負けろ〜」
「なっ?!応援してよ〜」
「冗談に決まってんじゃん。ちゃんと応援するよ」
そこへ花巻君が話しに来る。
「おつかれー、いや〜最初教えてる時はこいつやる気ねぇなって思ってたけど、お前の根性すごかった」
花巻君がに褒められてうれしいくて、天に舞い上がれそうかも。なんて思うけど、抑え込む。
私は約束を守らないような奴だけにはなりたくはないのだ。
「じゃあ私、優香んとこ行くから〜、ガンバ及川!」
花巻君がいないように、君の存在はなかったことにするの。
そんなことできないのかもしれないけど、やるしかないのだからやる。
決めたぞ!
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「…………?」
「どしたの?マッキー」
「いや、なんでもねえ。」