花巻くん攻略本がほしい!
□え?何故に
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そしてこう言う。
「優香先輩!芹先輩のこと悪く言ったら怒りますよ!!」
「優香と知り合いなの?」
「違いますよ!でも先輩の周りの人たちだから。」
やば、ちょっとこわいわ。
すると今度はもう1匹うるさいのがきた
「芹ちゃーん!!優香ちゃんー!」
誰かお分かりだろうか。
クソカワだ。前回盛って私に足ドーンした馬鹿野郎だ。
「あ!及川くん!」
優香は馬鹿だからこのクソ男に恋をしている。
私にはわからない。まあ親友の恋は応援している。
「あ?んだよクソカワ」
「ちょ、第一声がそれってやだー!それより芹ちゃん、マッキー取られちゃったよ!?どうするの?」
デリカシーのないこいつを一発殴ってやろうと思って手をふりかざそうとしたら
それよりも先になんと太田くんがクソカワを背負い投げした。
そして極め付けにドヤ顔で一言。
「あんたは芹先輩に憎まれる相手!僕は犬です!羨ましいでしょう?」
あーあ。クソカワは顔をピクピクとひくつかせている。
「い、いぬ?いぬってあのいぬ?」
意味わからないことを言った。
「犬はご主人を守るのも仕事です!だからクソカワ先輩は僕の敵です!」
「ちょっと芹ちゃんー?!どうしたのこのむかつく奴!」
「拾った」
「はあぁぁぁ!?2度目の自然失恋で頭おかしくなったの!?」
私からも飛び蹴りをプレゼントさせてもらった。
そのころ花巻くんのくしゃみが止まらないのを私たちは知らなかった。