花巻くん攻略本がほしい!

□生徒会と女子力
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私が今なにをしてるのかって?









ただいま絶賛生徒会室の中です。



ああ、一応言っておきますが、生徒会に所属しているわけではありません。じゃあ何故いるのか?



生徒会長に呼ばれたからです。なぜって?質問が多いね。それは

スカートの長さが短すぎたからです。



うちの学校では、膝上6センチまでオッケイだが、私は10センチ。ちょっと上すぎたのだ。



生徒会長は厳しくて有名だが、可憐で、性格はあれだがいい!という人が多いのだ。



でも最近彼氏ができたと噂になっていた。



生徒会長みたいな人の彼氏ってどんなんだろうなー



パァン!



「痛っ!」




「手が止まってますよ。反省文あと、10分で下校時刻です。急いでください。」



丸めた紙で叩かれた。痛いな〜



「はいはーい、わかってまーす」



部活をする人の下校時刻まで私は残っていた。



反省文3枚は国語常時50点以下の私にはつらい。書くことがない。



「あの〜、もう書くことがないんですけどぉ」



パァン!


「痛っ!」



「つべこべ言わずに書きなさい。」



「はぁい。」



頬を膨らまして、ケチーと言いながら書き進めていると、チャイムがなった。



「もう、早くして。時間よ。」



「ああああ、あとは明日………」



大きく溜息をつかれた。


「わかったわ。」


ふぅ。逃げだせた。でも今日帰るのぼっちだ。



考えていると、ドアな開いて



「おーい、葵〜!帰ろうぜー!」



私の大好きな人の声が聞こえた。



「もう少し静かにしてください。反省文書いてる人がいるので。あと、入る時はノックぐらいしてください。」


「へーい。」



なんか気のせいかもしれないけれど、生徒会長の表情が和らいだような、気がした。



「反省文?こんな時間まで?誰々?って、芹チャンかよ。なぁんだ。」



「なんだって、なに?そうそう、私ですよーだ」



ガチャッ



「え?何々芹ちゃん?どうしたの?あれ反省文書いてんの?うける」



クソカワだ。


「クーソーカーワー!死ねっ!」



私はシャーペンを奴に向かって投げた。


が、避けられた。


パァン!



「痛っ!」



「シャーペンは、投げたら危ないでしょう、やめて。あと、うるさい。」



「はぁい。」



「じゃあ葵帰ろうぜー」



「はい、じゃあ、お先に。」



「じゃあ芹ちゃんは俺とね!」



「クソカワ死ね。」



え?生徒会長と帰るの?てゆうか、葵?って呼んだ?●●
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